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夢のカリフォルニア [SHAMANIPPON]

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TBSドラマ「夢のカリフォルニア」
2002年4月12日放送開始

22歳の大学生山崎終クンの自分探しの旅

エンディングに流れた「街」を聴いて息が止まったのを今でも鮮明に覚えている。
毎年春が来て桜の開花予報が出るとこの年の満開の早さを思い出す。

3月23日に咲きほこり、ドラマの中にも登場する。
見事な桜のトンネルはこのドラマのロケ進行に合わせような早咲きだった。

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そしてカリフォルニアを彷彿させる夏の海辺の青空。

曇り海.png
最終回の雨もようの雲天の砂浜ではしゃぐ主人公たちにはこれから先何かいいこと掴めるのか・・・
そんな暗示さえ感じた。

ドラマのストーリーがすべて押し込められていた主題歌が「街」。
自分の歌いたいことを認めてもらえない環境であったことは今年になってRADIOで語られた。

 何々のくせに・・・

このフレーズはリアリティーがある。
固定観念発想で「想い」「意思」が無い。
自分と異質な言動に対する発作的に反射する言葉です。

子供のくせに
おんなのくせに
年寄りのくせに
高卒のくせに
やった事もないくせに
お金もないくせに
黄色人種のくせに
あらゆる差別と優越感が潜む「何々のくせに」
そこには「ジャニーズ事務所」も「アイドル」含め業界の特有の「何々のくせに」が含まれるのだと思う。ドラマの主人公の山崎終くんには「ビジョン」が無い。
考えたこともなかった、ビジョン。
未来へのこうあるべきなので段取りをしている
将来はこうなりたいから準備を進めてる
物事を見抜く直感力と洞察力
鍛えてないと何ごともすり抜ける、引き出しが空っぽな終君なのです
就職活動での面接官とのやり取りが思い出される
自社に優秀な人材を求める以上「給料泥棒」と称されるやる気のない人材は採用したくない。
見極めるには当然の厳しさが面接官にはあった。
厳しいけど温かい・・・このシーンでは完全に面接官に感情移入して見ていた。
自分の出来そうなことを見つけたときその返答を持って面接官に会いにゆく
「面接のあとキミが自殺でもするんじゃなか心配していた」
これだけの台詞が云える企業人が今どれほどいるのだろうと。
「スポンジのような存在」この答えは見方によっては大変な宝になる。
マネジメント次第では優秀な人材になる一番の要素が「素直」です。

水はコップなら200mlのバケツなら2lのプールならば何トンにもなる
何々のくせにを決めるのは自分なのだと。
まだ22歳これからでも遅くない自分らしさで将来へ向かうその姿でドラマは終了する。
ドラマのHP内のスタッフのコメントに堂本剛本人が語った「十年後のもう一度このドラマを振り返りたい・・」と残されている。
等身大の主人公を通して何を「種」として自分の意識下の引き出しにいれたのだろうか。
少なくともドラマの主題の種は見事に発芽し成長し葉を広げているのは確かです。
街の歌詞に書き留められている言葉はすでに鋭い洞察力、つらぬく力が満ちあふれている。
誰もが知らない、歩かない道を選んだ未来が まだ決着はついてない
バケツくらいの量なのかもしれないしそれ以上の量をたたえてるかもしれない。
「仕事の中で自分にできることで役にたち成長したい」と答えて入社した終くん、
青空と桜満開の十年目は山崎終さんも後輩も増え主任ぐらいにはなっているはず。
三流で、街裏の二階のしょぼくれたオフィスだった「サンノミ科学」が新社屋を路面に構え大きくなるの社員一同の努力で実現する。
PVのアニメーション「従え」「ボタンを押せ」「列からはみ出るな」
何もしようとしないくせに自分を認めて欲しいでは十年たっても変わらない。
SHAMNIPPONのプロジェクトで音楽と支える人たちに答えを出してる十年目に、もう一度あのドラマが見たくなった。

 


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