薬師寺「白と黒」 [SHAMANIPPON]
shamanippon的ガイドmemo
薬師寺の「黒と白」
薬師寺さんのイメージは白く輝く「西塔」(さいとう)と黒く重い「東塔」(とうとう)の対比でした。
東塔が現在解体修復工事中なので今しばらくはお預けです。
そして幾度も戦火を潜り抜けた黒く輝く薬師三尊像の迫力は圧巻です。
黄金に輝いていた事を想像も出来きないくらい「黒」が似合います。
薬師寺さんには「白」(新生)と1300年の時の持つ「黒」(時代)の共存が印象的です。
そこで今回のテーマは「白と黒」
訪れた日も前回と同じ雨降り。
薬師寺さんに入った瞬間から雨あしが強く近づくことができず雨宿り。
ストライプのおしゃれな被いの中で解体作業が進んでいる東塔。
今年も雨だね。
2010年のLIVE前に訪れ日を思い出します。
小雨になり、まずは期待の蓮の葉の水滴を見に行きます。
本降り雨だけににぎやかです。
白玉は真珠を指しますが水晶のように煌めいています。
大玉になった水滴にFUNK
サインを投影、当然歪むね球体なので。
白の蓮のつぼみも雫に見える。
黒い蜂くん発見、今回もカメラ目線をキャッチしました。
なぜ昆虫遭遇率が高いのか、お花を写す事が多いからです。
東回廊の白い廊下、実はこの真横の国宝、東院堂は板の間がまっ黒のお堂です。
鎌倉時代の建築には、禅の影響があったようです。
回廊の優美さと、東院堂の質実剛健の対比も面白い。
薬師寺さんの門帳は「白無地」に布筋(のすじ)の縞模様が映えます。
白い萩の花、もちろん薄紅も咲いてますが今回は白を激写。
群生は見事です。
生け垣になってるクチナシ。小ぶりの花の群れが四角に刈られてます。
偶然目の前にいた白鳩くん。怯えもせず歩き回ります。
仲間と蔵の上に止まります。左から2番目が白鳩くんです。
白い壁と瓦のコントラストが面白い。
白鳳伽藍と玄奘三蔵院伽藍で見つけた白と黒
真っ黒になったココロを鎮めるため写経してきました。
1時間半の間に無心に文字をなぞります。
真っ白にはなりませんが、灰色くらいにはなったかな?
この日の雨天の空の色です。
「黒」か「白」かだけではないのです。
人間、灰色の時間もあるものだ。
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