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一体になりたいと思う想い [平安神宮奉納]

十回目最終章
二時四十六分はココでした。
20120311aRIMG1007.jpg
634のを目の前に黙祷。

渋谷から錦糸町に移動です。
渋谷TOHOから営団地下鉄半蔵門線直結で錦糸町。
地下出口を出て目前の東京スカイツリーが待っていた。
そりゃそうだ次の駅は押上ですもん近づくよね。
快晴に白く輝く塔に向かって祈ります。

最終日を3月のこの日は偶然と必然。
初日2月24日は西新井でも遠景で東京スカイツリーを眺めながら向かった。
その後、川崎、六本木、お台場、渋谷めぐりめぐって帰ってました。
それぞれのシアターで感じたことは違う。受け取ったメッセージも違う。
十回目は「結局十回見ました」に合わせた訳でもなく偶然。
何故なら、一回はセッションとPVを見ただけの回もある。
映画はほとんどは1回しか見ない。
この映画が通常の物語であれば一回なのだと思う。
自分が同じLIVEに連続で通うことに不思議がる人も多い。
「LIVEは生もので毎回違うんだよ」
この説明で大体は納得してもらえる。

では何故?映画「平安結祈」は同じフィルムを回を重ねて見るのか?
それが十回目の鑑賞を経て答えがでた。
LIVEのあった日9月4日の体験を映画を通して体に取り込みたいからです。
食と同じ、食べることで自分の体の一部にする、それと似ている。
LIVE当日の感動は日を遠くにしていくと薄れる。
ましてや視覚での記憶は少なく「聴覚」のみの記憶は頭の中では再現出来ない。
人間の記憶の70’%は「視覚」からの情報なのです。
映画による、映像と音このふたつを自分の体の覚えさせることで、あの日の記憶を蘇らせるのです。

3.11と246いう絶対に忘れてはいけない記憶と共に、
この国を想い途切れてしまった歌声と哀しいまなざしの涙を忘れない為に。
同じ痛みを持つために・・・。
同じ想いをもつために。
20120311RIMG1008.jpg
上映終了後シアターから見た東京スカイツリーはテストのライトアップが施されていた。
快晴だった天気は雨になっていた。


9月4日自分の名前が初めて印字されたチケットの生の印象、
ファーストインスピレーションが完成した。
剛さん本人、メンバーも実際の記憶には無いが「映画」の中で見た堤監督のブレのない実写が
あの日のステージ上の出来事をあまり有る記憶として脳内深く刻まれた。
やはりあの日受け取った「幽玄LIVE」のタイトルはかわり無し!
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カメラという視線の威力 [平安神宮奉納]

yukiオープニング.jpg
九回目となるとオープニングの二人のクレジット映像を見るだけで高鳴る・・・
刷り込みも相当なもんだ。


カメラの威力
本日九回目
今まで気がつかなかった背後のカメラを担いだ黒子状のカメラマンの存在。
ミュージシャンの背後霊のごとく写り込む。
これは通常のLIVEDVDではまったく無視され「無」と化し記憶には残らない。
が今回の映画だとまったく違う存在感として登場する。
メンバー同様のアーティストなのです。
そのきっかけはシーンごとに切り取られる絶妙なカメラワークに翻弄された時からだった。
「よくぞ押さえた」そのシーンの連続なのだ。
その為には身切れて当然の仕事ぶりも一緒に収まるのはいかしかたない。

雨粒の光るビニールで保護された譜面
濡れて黒光りするステージ
キーボードをしなやかな指さきで弾く美しさ
和太鼓を背後から大写しする躍動感
フォーン隊の背後から抜く中央の剛さんの指示
ステージ下の煌めくスポットライト
紫の本人のシルエットの先には「満月」のように光るスポットライト

その何処かしこは確実に彼らの美意識に裏打ちされた視線とカメラがある。
顔こそ映されないがカメラを右肩に乗せたシルエットが画面にいる。

薬師寺LIVEのDVDで感じたレンガ工の仕事は無かった。
[ひらめき]

平安神宮yukiオープニング.jpg
LIVE開始と同時の頭上を通過するサーチライトをシアターで体感した時だったんだ。

自分の目線で感じたLIVEスタートの圧巻。
理由は明瞭で、最後部席中央席ブース横にはカメラがあった。
平安神宮yukiスモークトンネルオープニング.jpg
同じ位置に陣取り、切り取られ映し出される映像は「前方良席」を手に入れたオーディエンスが見る事のできない世界です。


20110902幽玄LIVE青ライトw0117405.jpg

20110904日篝火ライトzR0117405のコピー.jpg


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八回目の奇跡 [平安神宮奉納]

モノクロzR0117418.jpg
八回目の平安結祈に奇跡が起った。
渋谷のTOHOシネマ小部屋の12時15分の回

午睡の夢

眠ってしまった。

LIVEではあり得ない最前列をあえて予約。
大音響のしかも最前列席なのに記憶が飛ぶ。
一番前の気分を存分に体験しようと思うのだが・・・
シャーマンな世界へ連れていかれた。
たゆとう小舟に乗ってるよな、ゆりかごの赤ん坊のごとく気持ち良い心地良い。
特に、Love is the key前後にHelp me Help me・・・とまだらな記憶、完全に寝てた。
続く「縁を結いて」・・・胎内で聴くララバイです。
奇跡R0118799.jpg
最後の涙のフェードアウトだけは目覚めて見送る冷静な自分。
現実から目を放してはいけないんだと
叱られている気持ちになった。

二時四十六分が近づいている。



最終のセッションで完全にテンションは取り戻し音無のつもりが拍手していた。
そして、やっぱりため息。
こんなに楽しい「仕事」がある限りプレヤーミュージシャンは抜けられなんだよね。
映画ではセッションで背中しか見せない剛さんにため息です。




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平安結祈六回目PV.七回目メンバー [平安神宮奉納]

SHAMANIPPONの予告

SMPV△手.jpg
情報によるとPVの流し忘れの上映チケット半券提示で再度試聴が叶う・・・
とのことで本日も会社帰りに立ち寄る。
会社から30分圏内なのでこちらも「PVのみ覚悟」で終了間際に飛び込む。
でしっかり見る。
何故5分の為にもったいないというよりTOHOさんの心つくしに報いるため細部まで見た。
紙行灯の 墨画は仙涯風な手書きの踊るみたいな走るヒトなんだね。
本人の作かな?

SMPV両手.jpg
紙行灯は「ひと」の「シャマジン」のアイコンのイメージに繋がります。
上部のSHAMANIPPONのタイトルロゴさえ行灯の光に透ける和紙が字になってる。

SMPV横向き.jpg
ハートのオブジェも重要なキーワードです。
少ない今回のLIVEのイメージを画面から受け取るのがこの上なく楽しい。
SMPVギブソ.jpg
衝撃の登場だったギブソン社SGのギター
フェンダーのツンとした感じに慣れ親しんできた。
SHAMANIPPONでいよいよ老舗メーカーギブソンのデレっとしなだれかかる色っぽい音が聴けるのかな?

そして会場・・・ウィークデーのレジャースポット、雨、夕方。。。それにしても
観客少ない。
PM5時の回で自分入れて10人
PM7時の回で自分入れて6人
個人所有のホームシアター並みの独占鑑賞でした。
ふー大丈夫か、お台場。
RIMG0952.jpg
七回目スクリーン8の部屋

中央列中央席に移動
まぁ席はほとんど自由に選べる状態なんだけど小さめの部屋、スピーカーの位置を考えるとこの辺りが妥当。
このシアタースクリーンから前方からの音量が大きすぎる。
つまり旧式な映画館なのです。
音が一方的に前から感じるので打楽器の重量感がつかめない。
七回目で少し後ろに下がって大正解でした。
セッションでのメンバー、ソロパーツが胸に来る。
KenKenの太竿のような大型ベースは迫力ありました。
プレヤーとしても剛さんより格段のテクニックなのは当然なのですが、本日彼の暴れベースに魅入りました。
SWING-Oさんの三味線キーボドも唸りウネリに拍手。
少々の音の外しにもリアル感倍増です。
フォーン隊もね活き活きしてあらためて生身のメンバーに大拍手です。
衛藤兄弟、豪太さんの太鼓合戦の競演も凄まじい。
そして名越さん、本領発揮の繊細なつま弾きの技に口をあけたまま見てしまいます。
正確さ、一途さ、集中力、冷静さ竹内さんの扇情的なギターと対象的なソロを堪能しました。
タッピング上手いね。
歯を食いしばって弾くんじゃない、剛さんの言う「流れる水の如く」弾くってこのことか、と思うソロだったです。
かっこ良く見せることをしないギターリストは信じられます。


1週間前、ピアノと作曲で何とかプロの道を歩いている方からため息の出る話を聞いたから尚更です。
キーボードに覚えさせれば、三味線だろうが、琵琶だろうが、琴だろうが自在なんだそうです。
ベースも同じで、チョッパー奏法で手首を痛めてまでやることはない時代だと。
でもキッパリ「生じゃなくては、ヒトがその場でやるのが一番だ」と答える自分に対して告げられたのは現実の厳しさでした。

「プレヤーの仕事がドンドン無くなってきているんだよ」

テクノロージーのお手軽さはCDの世界だけではなく本来生演奏のLIVEにも凌駕しているのです。
極上の生演奏に馴らされてきた剛さんファンの耳が肥えるはずです。
ステージを直接みることが出来ない席だとPAと機材でそれらしく流れる音楽でも感動します。
でも映画で機械ではない、ヒトが創る音楽をちゃんと見せて貰うのは本モノに心が動いた自分を再確認できるのです。
セッションのみごとな一体感と感じるとオーディエンスに後ろを向け愛おしげにメンバーを見ている、
剛さんの背中を眺めていると今暫くはプレヤーに夢中なのも許せる気がしてきた。

今回は・・・メンバーに注視の七回目だった。



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平安結祈五回目楽しくなってきた [平安神宮奉納]

舞台下.jpg
本日退社後鑑賞
会社から30分圏内、上手くいけばSAHMANIPPONのPVも見て本編へ・・・
甘くは無かった。
六本木では認知されておらず断念。
放映忘れ回の半券で再度鑑賞可能の情報は行き渡っていない様子です。

なんてことがあり当日飛び込みの為、後列左側にて鑑賞。
この位置だとホールクラスLIVE参加と変わらない。
スクリーンに映し出される背景を見ながら、音楽を聴いてる感覚。
つまり東北公演のような錯覚に陥る。
音楽は体へ直撃を受けながら目線はスクリーンを見ている。
俯瞰で眺めていられるので冷静かつ馴染んだ感覚です。
今日の鑑賞はいつものLIVE会場にいるように思える。
楽しいんだが着席のまま立つことも手を振り上げることもできないから、ヤハリLIVEではない。

スクリーンの中で手をあげるリアクションの理由を知る。
サイン2.jpg
楽曲がリフレインで続いていく中で曲調、転調、の切り替えの合図だったんだ。
みごとにメンバーが一つになって曲の流れを換えてゆく。
時空、LOVE is the key見ていてみごとな指揮ぶりです。
このこともあの日は気がつきもしなかった。
ステージ上で当人、バックコーラスがリアクションをする、
会場が一斉に同じポーズをし、お返しをするのが通常です。
ですが今回の手上げポーズは後ろ席にまで伝わらなかった。
前方席のオーディエンスには解っていたことなのか。
平安神宮は時間に誓約があり時間内で終了をさせるためか
絶妙に曲の持ち味を活かした配分で終わってた。
その指令がこの片手上げだったんだね。

メンバーと一体化した音楽の心地良さは楽しい。
冒頭の堤監督との対談の中に

「僕自身が楽しんでました」

それが伝わるし、楽しいLIVEを自分も感じて終了。
9月4日公演をリフレインで見ていながら
受け取るものが毎回違う平安結祈です。

ギブソン2.jpg

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平安結祈四回目黒い海白い闇 [平安神宮奉納]

本日仲間とゾロゾロ四回目の鑑賞
LIVEじゃありえない16席陣取り粛々と始まる映画を待つ。
なんだかLIVEの会場で着席しているような錯覚
回りの空気が和むのはお仲間さんのお陰です。
こういう集会の道もあったんだね。
DVDでは上映会を禁止していますから・・・

黒い海
そして本日号泣の場面を発見した。
堤監督の目線とフィルターにはオーディエンス視線が少ない・・・と
感じたのは大間違いだった。

「時空」が始まりその映像の中に自分が見続けたものが浮かんだ時
涙が止まらなかった。
あの風景はあの日ステージを全く見る事が出来ないため
くるりとステージに背中を向け見ていた平安神宮正門でした。
最後部座席の自分には背後の門は目前であり、上空と交互に眺めてた。
ライトによるラインアートの動きにこの曲の持つイメージ「旅の仲間」たちを
ひたすら教えを求めて歩き続けた玄奘三蔵法師の偉業を重ねていた。
庶民を救う教典を持ち帰るため印度へ密出国をするキャラバンです。
それは薬師寺で見た平山郁夫画伯の壁画の風景がリンクするのです。
時空のインストメンタルは苦難の道を選び信じる仲間とLIVEを続ける姿と重なる。
20110904ラインアートmuR0117405.jpg
夜の海の波のような黒いオーディエンス越しに映しだされた正門の赤い輪

一瞬、光の輪を見つけた。それを見つけたとき、涙が止まらない。
三回の鑑賞のときには気がつかなかった映像でした。
このシーンを残してくれたことに感謝した。
自分と同じ視線を持つ堤監督に感謝した。
20110904ラインアート3門zR0117405.jpg

黒い海のごとく映し出される会場のオーディエンスは度々登場する。
あの闇の中に確かに自分はいたのです。

想いの種は自分の引き出しにいくつもしまわれている。
「街」から始まるソロ活動の中で体験し無意識に増えていった「種」
種が発芽するのは予想もつかない。
無意識の種が意思を持つ想いに変わる。
涙という水滴が溢れ出す想いを芽吹かせ連れて来る。
insitution_img0khmhm.jpg
白い闇
平安結祈の映画の画面が真っ白になる数秒がある。
平安神宮LIVE初日に見た「白の恐怖」
ステージ全体がスモークに包まれまったく何も見えない。
LIVEが始まったというのに音はあるが何も見えない。
このまま進むのか。。。
ざわめく気持ちと先の見えない成り行きを不安になった。
あの時が映画の中にある。
作品の中、ましてやドキュメンタリーに準じる作品で。
RADIOだと放送事故もんの映像です。
そして浮かび上がるシルエットは黒ではなく予想外のピンクに染まった剛さんでした。



この2つのシーンを見つけた時、十年のソロ活動を共有と共感で重ねたオーディエンスと
同じ心のを持つ堤監督を感じた。

追記:KenKenのベースヘッドの下にペグ発見、六弦だったんだ。



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平安結祈本日封切り [平安神宮奉納]


平安結祈空b.jpg
友の国へも届け

初日に選んだのは都心から離れた住宅密着型のシアター
音響も座席のクオリテリィも申し分無く清潔でシンプル。
映画館が進化したとは聞いていたがここまでとは思わなかった。
しかも帰りがけには食材も食事も済ませる簡便さ。
日比谷で映画・・・なんて時代じゃないんだね。
都心の映画街のウィークデーがガラガラなのも頷ける。

一回目 大音響
460席に40人程の観客の中始まる。
前半10分は堤幸彦監督との対談。
生唾の飲み込む音まで拾う映像にド緊張なの自分。
真摯な言葉の数々はブレないし、伝わる。
祈りをステージでしたい
日本の真ん中で生まれ、この国を知りそこで感じたことを
東北も京都も何処にでも歌いに行く、伝えたい。
素直な自分を録ってくれてる堤監督がいたから自然自分を出せた。

そして本編

冒頭の神殿からステージに向かうシーンが秀逸でした。
この姿から発せられるのは「想いの強さ」
歩いているだけでなのに名シーンです。

ステージ登場は記憶のまま。
頭上を通り過ぎるライテングの白い渦。
メンバーのシルエット
幽玄に浮かびあがる神宮の朱の柱
そして演奏
ベースソロが半端のない重低音でボディブローのように自分に押し寄せる
スゴイぞシアター音響、ドラムでも和太鼓でもなくベースでこの威力。
で気がつく、このフェンダーベース見た事がない。
ヘッド、ネック、ボディも真っ黒にブラックパールのピックガードがはり付いている。
FJッBP.png

衣装はキモノガウン
kenkenは五弦ベースなんだね
三味線はキーボード
笙はふさはらさん
ギターの音色の違い
見えなかったステージ上が霧が晴れたように見えた。
そして堤監督の目線も【プレーヤー堂本剛】を押さえてる。
セッション10分がしっかり描ききれている。
2時間のLIVEが流れるようにつながり70分に編集されている。
これがアーティストのプロの作品なんだね。
同じ温度の仕事人が共鳴し創りあげると身震いする音楽を視覚で見せてくれる。
初回編は「音」で堪能した。
街中に住んでいて出来ないのは音楽を震えるほど大きくは聞けないこと
そのストレス、だからLIVEへ通うのです。

二回目 大接近
プレヤーのです。
ギター、キーボードの手のアップがスゴイ
BPMも苦労したと思うが見事に画面転調に繋がる。
生で弾いている感が伝わる。
それも目前で。
LIVE会場では双眼鏡で見ることになる為全体映像が無い。
指しか記憶が無い。
弾いている時の表情もメンバーの動きも回りも無い。
同じステージの上で見ているようなのだ。
あの日、縁を結いてで突然声が震え崩れ流れた
珍しい事実に最大級の疑問が残った
その瞬間も残酷にもカメラは回っていたんだね。
ブレない動じない伝えることはやり抜く
精神力が途切れ感情に流れた瞬間を映していた。

美しき国を襲う自然界の破壊力

二回目のこの時、自分にもその無念さが伝わった。

チケット運の悪い自分には最前列のオーディエンスに限りないジェラシーを感じる。
音は平等でも、ステージに近い観客との距離は準メンバーに匹敵する
それはメンバーの心の内側を少しは見ることのできる距離なのです。
スクリーンに映し出される大画面に引き延ばすにはあまりにも無情な一瞬でした。


三回目 大画面
三回目にしてようやくあの日のライティング、かがり火、サーチライトの美しさを見る。
そう、あの不安にさせた「白い闇」まできっちり描かれている。
サーチライトに光る霧雨
朱の柱に描かれるサイケデリックな色
青の光芒を持つぶっとい光の柱ページェント
カメラにぶつかる雨の水滴
行き場のないスモークの気だるい流れ
黒く濡れて光る床
会場を俯瞰で捉える映像の迫力
かがり火の揺らぎの中で歌う本人
その中には自分の記憶と一致するもは少ない。

遠景での映像が少ないのは堤監督と剛さんとの距離でしょう。
近くにいては感じない、オーディエンスの見ている風景とは違うのです。
Help meが始まる前イントロのながい間、上を見ているシーンが映し出される。
あの目線の先を知っているのは本人とカントクです。
大画面の中にあって光量の少ないこの映像は本来は表に出でないシーンを捉えてる。
あの目線の先が何を見て祈りを捧げていたのか、謎なのです。


この回にて初めてSHAMANIPPONのPVが流れる。

sahman1.jpg

あっと驚く「ギブソンSG」の登場とともに。
ギブソン.jpg

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平安神宮LIVE大画面 [平安神宮奉納]

2011年9月4日平安神宮LIVEが映画になる
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2月24日からTOHOシネマで上映開始
幽玄LIVEが大きなスクリーンで見られる
しかも初めて自分名義のチケットで参加した記念すべき日の映像です。
記憶の中で増幅する、水の破壊力を感じてたあの日
雨が霧が雲が蒸すような湿気がはり付く汗が
蘇る・・・
20110902幽玄LIVE0サーチライトの雨あ粒.jpg
サーチライトに浮かび上がる霧雨

サーチライト.jpg
雲天に遮られて白い玉になる光

DVDでの小さく切り取られた画面からは得られない
シアターのフル画面、ドルビーサウンド
なんと贅沢な体験となるのだろう。
バックステージ、
そして会場では果たせなかった
本人の映像と素顔をが見れる
あの日、自分が受け止めた直観が
正しいものなのか確かめられる。

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新しい「何か」見つけらるのかもしれない。

冬来たりなば
春遠からじ、なんだね。


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平安神宮幽玄LIVE [平安神宮奉納]

20110904R0117408.jpg
幽玄の宴
 
本日4日のLIVEは初日から自分にとっては大化けのLIVEとなった。
音のクリアさもさることながら
PAブース前4列目席
相変わらずの後部座席の特権
音はしっかり捕まえられる
レオの和太鼓
和楽器多用のアレンジ
昨年のJAZZな京都の夜空が
今年はギターの音色が「琵琶法師」のごとく届き
オリエンタルな幽玄な世界を見せてくれた
20110902サーチオープニングdR0117405.jpg



かがり火も炊かれた、でも・・・
20110904日篝火R0117405.jpg
自分の望みは
ヴォーカルです。
インストに賭けるプレヤーな剛さんを
恨めしく思う。

あなたの詩声が聴きたい
CD音源にはない
この瞬間の想いを
声という楽器で聴きたいのです。


空〜美しき我の夜空
ピアノ伴奏のみ


フルエタ ナイタ
夜空にもたれた

raraビガクウ

夜空の虹(?) いくつもの帰らない
青い詩(うた)なぞった

raraビガクウ

星座がさそう
いえない消せない消えない

アナタヲアイシテルワ

raraビガク

夜空の水(?)いくつもの
帰らない青い詩(うた)さらった

raraビガク

夜空の水(?)いくつもの
還らない
赤い星飾って(?)明日をさそう
消えない消せないあなたを

アイシテ イルワ

 
20110902初日サー7色チeR0117405.jpg
前日から見守るこの地での水の恐ろしさが
脳裏に駆け巡る
会場で見上げる灰色の夜空には
重い雲
白い雲
雨の粒
一つ星
悪魔のように入れ変わる中で
この歌詞が,美我空が「青空に白い雲」の固定観念を塗り替えた

幽玄な叙情詩を語る
今回の平安神宮LIVEの歌詞の差し替えに
言葉の背景にある深い意味を見る。
 20110904ラインアートcR0117407.jpg
美しい命の水が
ひとたび姿を変えると
恐ろしい闇の水となり
命を奪う
自然界への畏敬を歌っているように思えてなりませんでした。
 
20110902霧雨R0117405jun.jpg 

歌声堪能しました。

そう、
君の名前は
赤いSingerなのだからね。
Heianjingu青.jpg

奈良、京都、飛鳥を通して
初めて自分の名前が刻まれたチケットに
嬉しさも刻みます。



ヴォーカル・・・


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平安神宮LIVE 初日 [平安神宮奉納]

heianjinru.jpg

タイフ〜ンが近づいてる!

201109020437.jpg


20110902初日白闇R0117405z.jpg
2011年セットリスト

1.美我空
2.NIPPON(平安神宮Ver)
3.Love is the key
4.E☆E
5.時空
    
6.空~美しい我の空(夜空Ver)
7.Help Me Help Me(I Love You)

       8.縁を結いて

9.空が泣くから

10.セッション

    

 メンバー

ヴォーカル:堂本剛

                  ドラム:屋敷豪太  

     キーボード:十川ともじ 

   キーボード:スウィンゴ

            パーカッション:スティーブ・エトウ

           ベース:KenKen

            ギター:名越由紀夫

               :竹内朋康

        コーラス:平岡恵子

  トロンボーン:SASUKE

               トランペット:ふさはらただひろ

    サックス:しろくま(川島さん)


ちなみに2010年平安神宮LIVEのセットリスト
1.美我空
2.Let's Get Funkkasy
3.ENDLICHERI☆ENDLICHERI
4.CCK
5.BlueBerry
MC
6.時空
7.空〜美しい我の空
8.Help Me Help Me...
MC
9.降ってくる歌
10.セッション

20110904日WサーチR0117405.jpg
平安神宮LIVEのスタイルがあって新曲が入る2011年
美我空
笙が幕開けを告げる
平安神宮さんには似つかわしいスタート
ベース音が琵琶のように和を奏で台風の影響で蒸し暑く湿った空気になじむ。

NIPPON
ワウ多用地を這うようなくぐもった低いメロディライン投げかける歌詞も重くなる
鎮魂歌にも聴こえる哀しみをたたえ、今年の震災、本日近畿地方を直撃している台風
自然界の猛威を畏敬するように思えた。

Love is the key
イントロが長いし歌詞はワンフレーズほとんどインストメンタルなLove is the key

E☆E
マリンバとメモにあるので限りなく木琴の音色に聴こえるピアノ
ジャワの寺院の音楽を感じていた

時空
オリエンタルな風景が駆け巡る

空〜美しい我の空(夜空Ver)
美しい我の空は「夜」の野外を想定し歌詞を夜Verへこの歌詞が胸を打つ本日最大の伝言でした。

Help Me Help Me...(I Love You I Love You)
ピアノイントロI Love you「いっそ死んだら楽になる 死んでしまえば愛になる」ずっしり重い
助けてはアイシテいる捧げアイシテイルで結ばれる

縁を結いて
小雨が気にならなくなっていた心待ちにしていた歌が始まる
縁を結いてが頼りなげなイントロからCDで聞き込んだこの歌を生でながれた。
儚げで静かな、穏やかな詩声は力弱げです。
台風の気圧の為か、湿気の為かくぐもった歌は哀しい。
そして「このくにで風詩雨」のフレーズに呼応して、ザーッと雨足が強くなる。
天へクレシェンドするリアルな雨、自然界が歌に応えている
20110902初日霧bR0117405.jpg
空が泣くから
イントロが流れた瞬間会場もざわめいた雨乞いになるんかと思いきや穏やかに歌い終わりまで雨、持ちました。
過去に戻り未来人の為に美しき日本を残す
このメッセージをすでにこの曲の中に塗り込めいたことがよく解る。
ライティングの努力と葛藤は活かされず、スモークの引きも弱くデザインとかけ離れた結果になっている。
20110902初日白闇R0117405.jpg
オープニングは白い闇
まったく本人の姿は見えない・・・
どうなることとヒヤヒヤもののスタートです。
00白サーチライト.jpg
昨年のスクリーンは無し、今年はライトアートで魅せる予定だったのだと思います。
新機能のダブルカラー(中心が白、光芒に水色)サーチライト四基の威力も低い雲に遮られ突抜ずにいた。
結果光芒の丸い玉が映し出される。

20110902霧雨R011740拡大6.jpg
本日の悪天候がミラクルの演出をする。
サーチライトに浮かび上がる無数の霧雨の煌めきが、儚く優美でこれだけは自然界の力が無ければなし得ないアートでした。
自分の肉眼では見えない霧雨の存在を教えてくれたのです。
この霧雨の向こうにメンバーが控えます。

本日のLIVE全体を表現するのなら「遠雷」なぜか遠い遠い落雷の音を安全な場所で聞き見つめてるいてるようでした。
ステージが霧の彼方です。音楽が異次元から流れてくるようでした。
ユメか現実か錯覚を覚える、臨場感の乏しい経験は剛さんのLIVEではきわめて珍しいことでした。

昨年とほぼ同じメンバーなのにちぐはぐ感が憑いて回ります。

自分的には△な、残念な思いで終了した初日でした。

やはり・・・・
「赤いSinger」が一番聴きたかった・・・それが原因かな。

 


この日のチケットを譲って下さった
お顔もお名前も解らないお仲間さんへ
感謝いたします。
初日LIVEはメンバーもスタッフも観客も
すべてが未知の世界。
その感動と驚きが詰まった
忘れられないLIVEになりました。
ありがとうございました。


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