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サマフェスの原点は奈良、東大寺大仏殿LIVE [イベント報告メモ]

GLOCAY

 

ローカルからグローバルへの発信するイベントの代表はロックフェスティバル。
現在日本各地で開催されてる地方型サマーフェスティバルの原点はNARAにある。
ジャズフェスティバルが主流の時代を経て地方ののどかな自然の中で音楽を楽しむサマーフェスティバル、通称、サマフェスは現在も各地で行なわれている。
海外から参加の大物アーティストにとっても単独開催のリスクを避け、ゲストでの出演は気持ちも軽く引き受けやすい。まして地方開催のフジロック、都市開催のサマソニックは海外でも地名度もあることから近年かなりの大物が参加をするし、これからこのROCKの世界で名をあげたい新人君にとってもチャンスな訳で実力ある若手の参加も楽しみなイベントになっている。

そのサマフェスで海外で注目をあげた始まりが1994年NARA開催のロックフェスティバルでした。
GME '94 (The Great Music Experience '94) あをによし」
会場          :「東大寺大仏殿前」(世界遺産)
日程          :1994年5月20日~22日
主催          :ユネスコ財団
プロデューサー     :ジョージ・マーティン
海外参加アーティスト     :ボブ・ディラン、ジョン・ボンジョビ、 

                                                    ジョニ・ミッチェル、 イ ンエクセス、

                                                    フィル・パーマー、マイケル・ケーメン

                                                    ウ ェイン・ショーター、ロジャー・テイラー、劉宏軍

日本アーティスト    :玉置浩二、喜納昌吉、近藤等則、X-JAPAN、
                                     布袋寅泰、スティーヴエトウ、レナード衛藤                       


シルクロードの最終地が奈良の「東大寺大仏殿」であることから「西」と「東」が出会うをコンセプトにユネスコの主催で実現したLIVEです。
世界遺産の地で未来へ残す新しい音楽の創造をコンセプトに海外大物アーティストと東洋の音楽がミックスチャーされたセッションはなんとも混沌としたものでした。
参考文献 西田浩著「ロック・フェスティバル」新潮新書2007年7月20日刊行
当時の評価はかなりお粗末で、唯一喜納昌吉のみがLIVEにこの音楽祭に魂を入れた。
と報道されています。
彼の歌う『花』が始まると優しく霧雨が会場に降り注ぎ、唄の終わりと共にピタリと止んだ。
霧雨は大仏さまの御顔を濡らしまるで歌に泣いているようだった。(by琉球新聞)
島ンチュウは大和ンチュウで魂を揺さぶる歌を奉納したようです。
海外では地名度の高いレナード衛藤氏の和太鼓と布袋さんのギターのセッションも荘厳にライトアップされた奈良大仏殿を背景にエキゾチックに映ったようです。アメリカを代表するボブ・デュラン、ジャズのジョニ・ミッチェル、サックスのウ ェイン・ショーターボン・ジョビだれもが単独LIVE可能なアーティストが心をひとつに「NARA」を表現していた。
告知が不十分で観客動員もままならず、最後に当時に人気バンドの参加を急遽決定。後々物議を起こすことになる。

まだまだ、世界規模のイベントを経験していない頃のカオス状態なのが本書からもわかる。

ENDLICHERI☆ENDLICHERIがNARAで歌いたい理由は単に「生まれ育った地」というだけでなく、大和の血が呼んでいるのではないのかとも思う。

救いのない現世から民衆の心をひとつにし極楽浄土に導いてくれる、すがれるシンボルとして東大寺大仏を建立。
それを題材にした、天才仏師の苦難を描く、’52年の大映映画「大仏開眼」では描かれていたような気がする
745年に完成した「東大寺大仏」そのメッセージが今もなお私達を呼び寄せているようにも思える。
ちなみに大仏建立に起源し4月9日は「大仏さまの日」に制定されてます。

(4月9日は堂本剛の出産予定日でしたが、お母様の希望で翌日10日に日延べしたエピソードがあります)


NARA魂です。

世界遺産での開催は東大寺も過去に許可している事実
スティーヴさんも参加していること・・・・・

これらに「未来へ残す音楽」としてENDLICHERI☆ENDLICHERIの奈良FUNKが
演奏される「夢」是非にも実現して欲しいと思います。
地方からグローバルへの実現にむけても
世界の音楽シーンに「大和」が羽ばたくのも見てみたいのが本音かな。


GLOCAY

 


ロック・フェスティバル (新潮新書 (222))

ロック・フェスティバル (新潮新書 (222))

  • 作者: 西田 浩
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 単行本

 


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