NIPPONのハロウィン [RADIO]
本日の東のRADIOにハロウィンネタが登場
クリスマスの大騒ぎ前の秋の欧米イベントになりつつある。
日本のオリジンは本当になくなりつつある。
子供の頃全く同じイベントをしていた
8月7日は旧暦で七夕の夜
子供たちは浴衣を着て提灯を下げて
近所の家々を廻る。
ローソク出せ出せや 出さなきゃ掻っちゃくぞ おまけに引っ掻くぞ
と歌いながら火の灯った提灯を手に下げねり歩き
お菓子とローソクをねだるのだ。
集めたお菓子自慢と、特にローソクは途絶えるとイベントが続けられないため
必死に集めて歩いた記憶がある。
仏事的な意味あいは解らないが
ハロウィンのお祭り、10月最終日は精霊たちが地上に集結するため
悪霊から子供たちの身を守るため恐ろしげな衣装やお化けに仮装をさせて
悪霊の目をごまかし守る・・・とう万聖節の前夜祭がハッピーハロウィン。
シンボルがカボチャの提灯もお盆の迎え火、送り火似ている。
北海道の8月7日の七夕はお盆も近く霊が里帰りする時期にも重なる。
当時は貴重なローソクを、子供たちの遊びをとおして集めていた行事のような気もする。
あちらの世界への敬服し霊に心穏やかにお戻り頂くことをアピールしているような行事に見える。
七夕の短冊も飾り付けも子供心に楽しみで近所の川へ竹を伐採する親に付いていった記憶もある
翌8月8日には七夕飾りを川へ流し見送る「精霊流し」にも似た最後がある。
短い夏の最後、新学期の早い北海道ではこのお祭りが
夏の最大のイベントだった。
祖先と自然を親が子を思うのに変りがないお祭り。
が
時代は変り、夜遊び、火を使う、地域住人の変貌などを理由に
この素朴なお祭りを途絶えさせた。
そして
カボチャとコウモリ、お化け、魔女へと理由も知らず 都会の子供は
親の着せ替え遊びにかり出される。
浴衣に着替えて、提灯下げて友達とご近所めぐりそれが日本のオリジンなのだ。
消えていくんだね、この国からは。
しかも奈良には無い風習なのにもこの日の放送で初めて知る。
日本中でやっているものだとばかり思ってました。