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天の川 ・銀の河 [因縁な話]

 天の川
NIPPONで一番、神に近い村、天川村。
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暴れ狂う・・・。なぜこの川を選ぶのだろう。
 

銀の河
花巻へ
花巻マチアイR0118022.jpg
ステーションから賢治の空想の世界が始まる
花巻の駅R0118021.jpg
駅長からの伝言・・・なんかいいね。

今回の東北TOUR最終地岩手県北上から
東北本線のローカル線で花巻へ向かう
目的は気になる人を知るためでした。
 
理想国家を建設し、数々の童話と詩歌を残した北の巨星
疑似音と造語と宇宙と音楽、大自然と岩手を愛した人です。

宮沢賢治

岩手県民の誇りです
115年前にすでに予言者か宇宙人、タイムトラベラーとも思える
先見性を持ち合わせていた方です。
 
宮沢賢治記念館、入館第一室で衝撃の言葉に出会う
 
宮沢賢治を動かしたのは直観。
 
「観」の漢字が違う
見えていたのです。
直感 は心で瞬時に「感」じること
直観は知的知識、体験を持つが推論でなく
 思考せずに独自の発想で彼には自分が何をすべきか
見てとり行動した。

幼少より岩手の山々を駆け巡り
鉱物、植物、昆虫を採集し
高等学校では科学、地質学、測量、天体、音楽、文学を学び
環境的には仏教が深く入り込み、家業の質屋から飢饉で苦しむ農民の貧困を見つめた
スーパー優等生は、盛岡高等農林学校を首席で入学
教育で農村を貧困から救うため教諭の立場で尽力
チェロとオルガンを愛したベジタリアン

世界のすべてが幸せでないのに、自分ひとりが幸せになれない

その上で選んだのが理想国家イーハトーヴ
農民とともに生きる

農村に芸術と科学を活かす文化目指す
羅須地人協会を設立
住人の為の歌を作詞作曲
多くの童話と詩を残し

造語とエスペラント語の言葉遊びで
疑似音を多用した、空想の物語は
彼の作品は読み手の想像の中で自在な思いを生む
風刺皮肉は動物を擬人化することで
権力、政治家、お役所を痛烈に批判する
そして37歳の若さで逝く

そして見つけた!
△への造詣が半端ないのです。
展示室の片隅で見つけた
岩手の土を顔料に手書きの「三角の図」のスケッチ

「△好き」をしばし見とれてた。


 没後に特異な芸術は人気となり日本中にコアな賢治マニアを生む
深読みで繰り広げられる文学は未だ解明されない謎が多いため
未来人である私たちを冥想させる

東日本大震災の2011年の今年、花巻へ会いに行く

宮沢賢治の生まれた1896年は三陸地震
没した1993年は三陸沖地震の発生した年です。
「海岸は悲惨です」の手紙を友人に残しています。
そして本日9月21日の命日
台風15号が首都を襲い
雨と暴風は荒れ狂い自然界の
恐ろしさを東京で体験した。
 
風の又三郎
謎の転校生高田三郎を「風の神の子又三郎」と級友たちは疑う
遊びの中でいったんは受けれるが
利発で腕力のある三郎に異質を感じ
次第によそ者として仲間はずれにされる三郎
「風の精又三郎」と子供たちが確信したとき
台風の風とともに級友の前から転校生は姿を消す。

物語を思い出しながら会社の窓の外を見ていました。
暴風圏の東京は命の危険を直観させる。
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宮沢賢治・・・何者なのだ。

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