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心の命ずるままに [平城宮跡LIVE]

雨唐招提寺R0013555.jpg
講堂前の鼓堂、雨を写したかった
昴です。
唐招提寺です。
薬師寺さんには行くのに、ご無沙汰の唐招提寺さんです。
修学旅行では連れて行かれた
個人旅行では友人に付いて行った
今回初めて自分の意思で行きたく行くのです。

唐招提寺瓦R0013596.jpg
今頃になって名画「天平の甍」、井上靖氏の原作本の記憶と共に
昨年秋放映TBSドラマそのエンディングの「昴」を委ねられたそのことが一番の決心のもとかな。
お隣さんとの国交が微妙なときだけに国禁を犯してまで日本に仏教の戒律を伝えた鑑真和上のお寺さんに行くのも感慨がある。
雨・・・そう雨なんだよね奈良は。
それでも決心は鈍らないのは「意思」があるから、自分で決めたからです。
 
土砂降りの唐招提寺で出会い、琴線に触れたのはこの「鈴」でした。
水にまつわるカタチも惹かれる・・・ 
何遍も売店に戻り4個も買ってしまう。
今回の京都平安神宮LIVEでの物販は無いし、めったにお土産品コーナーで心が騒ぐ事も無い自分がこの「推古鈴」(すいこれい)は惹かれた。

推古鈴.png
推古鈴(すいこれい)
飛鳥・白鴎時代「水」を尊ぶ習いで水滴のカタチを鈴に託し
旗、帯なのどの淵に重しとしてさげたり
仏具神具用の装飾品としてた。
神・仏の彫金師:水谷醒洋氏手作り

ケイタイストラップ然ともしてないし、根付けの作りでもない。
紐の素っ気なさも気に入りました。
紐の色は金色で即決、友には若草、紅、青紫で決まり。
そう言えば阿修羅展でもドアチャイム買った、鳴りものに弱いのです。

鈴の音は時空を越えて耳に届くからね。
飛鳥白鳳時代の音がするんです。
  
調べたら白州正子さんもこのモチーフのペンダントを愛用していたとのこと、この国で一流の審美眼の持ち主が惚れたカタチです。↓

suikoshirasu.jpg

飛鳥・白鳳時代は水、その前の古代のアイコンは勾玉(まがたま)・・・
こちらは胎児にインスパイヤされてるとの説もある
生命の誕生に神秘を求める民衆の心が見てとれる
「命」と「水」この二つが生きる続けることを示唆し身近に置き愛でたい気持ち解ります
少なくともクリスチャンでは無い自分は十字架も髑髏でも無いのです
肌身離さずにするもです、それを考えるとおろそか思考では選べません
巡り合えた「推古鈴」は大雨の中に煙る唐招提寺さん、鑑真和上への思いに繋がります。

そしてもう一つ、素敵な「種」をみつけました。
お寺さんなので蓮の花は薬師寺さん同様に大切に守られ慈しみを持って育てられてました。
その蓮の他に鑑真和上の故郷中国楊州から寄進された瓊花(けいか)という美しい花を知りました。
花の季節は終わってましたがこの純白の花が繫ぐ日中友好の「種」を幾世代を越えても忘れてはいけないと思う
この国は外国からの支えがあって「現在」があることを唐招提寺の鑑真和上から学びます。

和上ゆかりの花R0013641.jpg


大極殿地図.jpg

西の京から東京へ戻る時間が迫っていた。

南大門にて最敬礼をする
自分の背後には薬師寺玄奘三蔵院があり薬師寺大講堂、金堂が控えてる
目前に広がるのは唐招提寺金堂、その影には講堂そして鑑真和上像の置かれる御影堂

心はその先にある平城宮跡第一次大極殿に飛んでいた

再び奈良へ訪れられることを願うと暫くは頭が上げられなかった。
今年の最後になりませんように、と願うと涙が溢れた。
こんなに雨が降ってるていうのに心も体も土砂降りグチャグチャだよ。

秋の冷気が心を細らせた
7日の平安神宮LIVEでポロッと溢れた
「次のお知らせは寒い頃か暑い頃か・・・」
大丈夫だよ明日香村では5度の寒さを浴衣やキャミソール姿で頑張り通したオーディエンスは
真冬の厳冬でもちゃんと温かくして野外LIVEに参加します。
その日が解ってさえいればその日を楽しむ準備ができるのです。
そのお知らせが有りさえすればね。

堂本剛さん自身の意思のあるLIVE、そのお知らせが届くのをね、

みんな黙っているけど待っているんだよ。


瓦と雨リアルR0013569.jpg


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金眉の迫力 [平城宮跡LIVE]

金剛蔵王権現 1.jpg

 

2010年9月12日朝日新聞日曜版「心つながる場所へ」
この記事のインタビューに答える堂本剛さん、何が必要か、伝わってくる・・・と奈良について語ってる。
自然体な本人の写真左に掲載された金峰山寺秘仏公開で紹介されてる仏さんが気になる。
410数年人々の救済に影響を授けていらした蔵王権現像です。

何で蒼いお顔なんだろう、燃え立つ束髪は黄金色、そして金色の眉。
怖いお顔なのに慈悲を授ける蔵王権現像、そのインパクトに今回の京都行きの際には是非遇いに行こうと決めた。

 

1300年前から人々の信仰を集め吉野山深く遇いに行くのはその詣でがすでに修行となる。
現在は近鉄急行で京都から一時間40分で到着。
街並みが田園風景となり、岡寺、飛鳥と山里を通過し山々を抜け終点吉野山、さらにロープウェイで山頂へ到着。
出迎える参拝道両側に立ち並ぶお土産、茶屋を脇目に金峰山寺へ一直線、この行程を歩きでなし得てた古代の民衆のパワーと人々を引き寄せる蔵王権現像に期待は膨らんだ。


仁王様R0013417.jpg

 山里を睨みつけてる国宝の仁王さまがお迎えしてくれました

そして、対面

来て良かった

新聞、パンフレット、チラシのイメージが全て吹っ飛んだ
7.3mという大きさは想像外だったし
秘仏として保護されてた色彩の鮮やかさも
三尊の伝えたい過去、現在、未来への問いを受け入れてくれる包容力も
なにもかもがスケールが大きい
そして、まんまるんな瞳がつぶらなこと、とてもチャーミングなのです
愛される理由が解りまた。

権現3尊.jpg

この日入場で渡された護摩木には

「堂本剛平城宮跡LIVE成願」を書きました。

護摩木1.png
護摩木の一部がくり抜けて小さな護摩木ストラップになる

 

金峰山寺蔵王堂に座り呆然と左の権現さんを見上げてた。
お坊さまの読経が続く中ひたすら見とれてた
心が吸い寄せられ無心だった

僧侶の読経に若い青年僧の梵唄声明の聖唱が付き従う。
30分経ち、聞き覚えのある般若心教がくり返されるといきなりほら貝が鳴り響き我に帰る
中央一段高い台上から降りられたお坊さまが堂内で見守る私たちに向かい
挨拶とともに本日の読経について説明がありました。

「昨日深夜2時からが金峯山青年僧の会修行として行い、たった今終わりました。
(妙法蓮華経(法華経)二十八品を一昼夜絶えず唱え続ける修行)
たまたま居合わせたあなた方は最後の瞬間に立ち会えたとても幸運な人です。
これはあなた方が【仏さまに呼ばれた】からです」

その言葉に救われたました。
一昼夜不断修行を知らず訪れ最後に恩恵を賜る調子いい自分が後ろめたかったのです。
「金剛蔵王権現さまは全ての民衆の悩み,愚痴、憤りを聞いて下さいます。
是非個々に話を聞いて頂きなさい」

その言葉通り御簾越しでない権現像と対峙できるように小さな障子囲いが設置されてる。
その一つ右側の権現さまとお話して来ました。

「長年の願いが遠くへ行っちゃいそうなんです」
 
 理由も解らず泣き言が並んだ

愚痴を聞いて下さったのが「千手観世音菩薩の権化」仮のお姿はしているが現在の願いをあらゆる手を使い叶えて下さる菩薩様だった。
中央は過去に出来事の許しを乞い清めて下さる釈迦如来さま、
左におわすのが未来の自分のあるべき姿を示唆し、導いて下さる弥勒菩薩さまが権化された姿なのでした。

千手観世音菩薩様と出会いを果たしてから後に聞かされました
この事実に背筋がゾクとするほど驚きでした。
過去でも未来でもなく2010年に今年に叶えてたい願いです。

金の眉毛・・・の意味は解らなかったけど蒼いお姿の理由は解りました。
民衆の哀しみを一身に受け慈悲の心で蒼く染まられているのだそうです。

そしてこの事を教えて下さった若い坊さま、もう一つ教えてくれました。

【法華経一昼夜不断修行】この修行が行われるのは突然で当日ということもある

「僕たちが聞かされたのも昨日です」

青年部の僧たちにはその知らせとともに24時間の修行に入る
告知が無いので今日の修行を知り参拝に向かう人もいないのです。
今日出会えたのは【呼ばれた】と思いました。

どこにも突然のLIVEが存在するんだね。
出会うも不参加もオーディエンスの身では気楽です。
LIVEに痩身で挑む堂本剛の姿に感動するのです。
その音楽を通して伝えてくれる言の葉に出会い繫がりたくてこれからも続くのです。
護摩木の法要は明日行われる。

大願成就は仏頼みになりました。

 

PS:キラなさんの願いを阻む利は誰にも無い、実を願うファンがいる限り。

#244hejyolive

 

赤の衝撃・・・


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平安神宮LIVE10月7日 [平安神宮奉納]

かがり火.png




 セットリスト
  美我空(インストメンタル)
  Let's Get Funkasy
  ENDLICHERI☆ENDLICHERI
  Love is the key
  CCK
  BlueBerry
  -MC-
  時空
  空〜美しい我の空
  Help me Help me
  -MC-
  降ってくる歌
  ジャムセッション
 

白スモーク.png
多用されるスモークはステージ演出上欠かせない
野外ではスクリーンの役目を果たす 
 
           メンバー
     ヴォーカル:堂本剛
                  ドラム:屋敷豪太   
            パーカッション:スティーブ・エトウ
           ベース:KenKen
            ギター:名越由紀夫
               :竹内朋康
      コーラス:tiger
  トロンボーン:SASUKE
               トランペット:ふさはらただひろ
           サックス:かわ島崇文
                       キーボード:45a.k.a.SWING-O
 

京都にJAZZがよく似合う

だね。。。。


メンバーの若干の入れ替えがそうさせたのか
秋の夜空高くに解き放たされる
フォーン隊出番のインストメンタル
澄んだ音色のJAZZピアノ
軽快なアップテンポはオシャレです・・・・が。。
ベースが曲間を繫ぐメドレーの開始
ワウを効かせたスローなイントロのLet's Get Funkasyから
疾走気味にワウワウしLOVE is the Keyへ
ドキドキ・・・ドキなコンテンポラリーなメロディーとなり

青赤.png
妖しいLOVE is the KeyはムーディーJAZZの世界へ
CCK Blue Berryはオーディエンスへのプレゼントの選曲かな?
オーディエンスが喜びそうな選曲に
思いをめぐらしてのチョイスのように思えた


黄色.png


鈴の音からスタートの美我空から JAZZアドリブ満載な楽曲
お楽しみなCCK,BlueBerryまではメドレーで
ショートポエムな歌声で完結
そう、秋の虫の鳴き声が想定外のコーラス隊で加わっていました

オーロラスモーク白.png
「時空」が素晴らしい
 
キーボードから流れる耳に馴染んだメロディーを
サポートメンバーのパートがこの曲を別の時空へ連れて行く
澄んだピアノ
プライドのサックス
演奏する側のグルーブが融合し
オーディエンスよりも
ステージの上の方が心地良さそう
この曲のあいだ中客席上空へ押し寄せる
オーロラのライティングに釘付けだった
 赤緑ビーム大極殿横入観客.png
空〜美しい我の空
夜空を含め空は空
京都の空はスマシテル
 

サーチライト流星2.jpg
Help Me Help Me

最近お気入りのこの曲
2007年12月8日、
日本武道館ジョン・レノン音楽祭会場で
この曲が創られたことを思い出す
あの日の無念は忘れない
 
イマジンピースタワーのようなサーチライトに
ジョンは無数の虫に姿を変えて会場に現れたのかな
てんとう虫では無かったけど
天の道からやって来たのには確かだ
会場中からため息が漏れた
奇跡の光景です

参拝.png
221


LIVE写真衣装.png

きら

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ファイト! [RADIO]

水炎波紋水文字8.jpg
西からの声が聞けない。。。
慣れなくちゃね。

ラストメッセージはお互い同じだった。
嘘を書かない、嘘を言わない。

最後の最後で
リスナーの飛び切りの本音が届いてたし、
放送されるはずの無い内容が最後に読まれた。
ボツを覚悟で勢いで書いた内容は,今の放送業界、ジャーナリズムへの不信がベースになる。
スポンサーのつかないNHK.民放ではなくFM放送でしかまともに一般の声が届かないだろうし、
同業各媒体を否定する内容では採用の不可能承知で送ったのだから。

それが最終回の土壇場で炸裂した57分だった。
読み上げられたリスナーからお頼りのどれもがデリケートな要素が含んでいた。
LIVEマナー、特別支援学校(特殊学校)、兵役、ネットの実況放送これらのキーワードは放送するには地雷になりかねない。
そして最後は自分の報道、放送界への警鐘、提言だった。

2年半本音、本当の言葉を放送してきたことについては

でも、勇気がいるんですよ。
放送事故ギリの「間」があり、言いよどんで出たコメントは
聞いてるリスナーのほとんどが予測はしていた。
言えないことを声で放送する難しさは承知していた。
それを打ち明けた。

自分のメールは聞けないはずの地域のファンへネットワークで日本中に広がっている事実。
覚えている限りではロンドン、シアトル、パリからも番組へメールは届いていた。
その事実がありながら「ラジオは影響力の低いメディア」という認識に疑問を投げました。
この番組に関しては「つよしんくわーるど」の他にも「歩き出した夏」のコミュニティも欠かさずラジオレポをしている。
個人のブロガーに関しては把握出来ないし、ツィター、2ちゃんねるの実況コミュニティもある。
それらを含め

様々な手段を使い全国に伝えよう皆がしてくれているのを見ている。
リスナーの本気のお便りがDJの本音を引き出してくれた。
ラジオは僕を成長させてくれた。


その確かな「繋がっている」はTV,雑誌では到底手に入れられない。
リスナーの手紙に答えるDJとのやり取りの2年半はファンにはかけがえのない時間だった。
最後の放送は繋がることの素晴らしさを残し終了した。


伝説の歌がある。
この歌に救われ心を揺さぶられる人々が今もいる。
そして、多くのアーティストがカバーし歌う。
28年前この歌はRADIOだからこそ生まれた名曲です。
ラジオが育てる文化、それを伝え守りたい。
 

[ひらめき]:私だって高校へ行きたかったさんの手紙 手紙の主へ贈られた「ファイト!」が優しい。
[ひらめき]吉田拓郎弾き語りのカバー少年を見続ける人生の先輩の呟くような「ファイト」が優しい。

To Love Fighter

闘う君の歌を
闘わないやつ等が笑うだろ
ファイト!


音楽を終わらせよう
あれから一年が過ぎている。
本当の想いが込め表現をする手段を
音楽に見つけたはずなのに、
それすらも自由にならないんだね。
音楽業界。


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