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LoveFighter 正義 [Love Fighter]

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正義

愛と正義が軸になったLIVE

この「正義」にず〜〜っと思考が止まってた。
音楽に必要な正義とは何なんだろう・・・


その答えの一つを偶然見つけた。
本日9月18日発行の「R25」の久石譲氏のインタビューの中にあった。(18頁)

国立音楽大学在学中にミニマル・ミュージックに興味を持たれ、以後根底にクラシックがあった上で、
ポップスのフィールドで新しい音楽を模索。
宮崎駿監督作品の映画音楽に欠かせない方でした。

問題の「正義」の扱われ方は
「売れたら正義」
「つまり観客がいて初めて正義になる」
と言い切ったところに動揺した。

大衆の支持だ。
だれも知らないところでも彼の音楽が浸透し、愛されている。
だからこの正義の使われ方に説得力があり、深く頷いてしまう。

「理屈」でやってきた世界との決別したと言うのです。
84年の「風の谷のナウシカ」(剛さん理想の主人公が活躍するアニメ)で
初めて映画音楽を手がける。
現在はもう一度クラッシックに身置き作品を創作されています。

衝撃だったのは
「感性は信用しない」
恋や刺激的な体験による「内なる音楽を沸き上がるのであれば
逆に実体験がないと「音楽」は創作出来ないことになる。
自分を高めるという精神面の高さを追い求める課題が自分には無い。
音楽は96%技術
やりたいものがあり、カタチにするのには徹底した技術力が必要。
それは日々の努力で確実に身につく。
技術を背景に頭の中で分析しギリギリまで理論を押し通す。
最後の最後曲が完成するときに想定外の部分が出る。
だから芸術だと・・・

そのときの「想定」してないが「これしか無い」と思えるもの(部分)に出遇う。
その要素が解らないから一生追求していくのだと。

ROCKの世界では「天から降りてくる」と言う。
突然のワンフレーズであり、一つのリリックに
引っぱり出され「コレだ!」と思う会心の楽曲が生まれることだと思う。
最後に若い世代20代へのメッセージがありました。

「20代は”自分は特別”社会のシステムに身を置きたくない”
と絶えず考えている。

その通りです。

単純な意味の自由なんてどこにも無い。
だから早い段階で自覚し会社を利用し逞しく自分なりの人生を組み立てて行く方がいい」


ただそれには「自分を強く信じる必要がある」

自分を強く信じる為には「乗り越えるべき壁のような存在に早いうちに出会うこと。


父親でも、社会へ怒りでも良いが今の時代はその「壁」になる標的がいない
 
ことを嘆いていらした。


瞬間が過去になる。
オケの指揮をするこは団員のミスも会場の観客、ホールのテンション最高の場にする責任は、
全て自分のある。
すごく燃えていながら、最高にクールに瞬時に判断をする。
舞台の2時間半におこるすべては責任をとるつもりで振っている。


このインタビューを読み、50代になった堂本剛が久石氏とすり変わった。
見えないものが見えてくるは久石氏、彼の歳にならないと見えないらしい。
現在進行型の今のままで突き進む堂本剛であれば
こんな素敵な59歳の堂本剛がいる気がした。
到底その瞬間には私は立ち会えないが
未来は見えるもんなんだと、そんな思いをしたインタビューだった。

じゃんじゃんと世に出て
ばんばん会社の力を使って

自分を信じて、葛藤を繰り返し
そして「自分のやりたいと思うものだけ」で
コアな堂本剛ファン以外の
「観客」の心に入りこめばいい。
正義はそのとき達成されるんだとね。
正義が少し見えた気がしたインタビューでした。



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