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心と音 (薬師寺LIVE初日) [平城宮跡LIVE]

心 

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拝啓 堂本剛様 

初野外LVEのご成功おめでとうございます。 

思えばこの日を迎える為にすべてのプロジェクトがありました。 
 
理由はE&Eのスタートから通して、同じメッセージを剛さんは投げ、
私たちは受け取っていたことです。

「倫理と道徳とを愛を持って行動しよう」
どんなに理不尽な思いをさせられても、自分を苦しめる人も、
嫌いなその人にも愛され愛する世界があり 
自分の知らない面を持っていると。
だから嫌いな人も憎まず許すとね。
このメッセージこそ薬師寺大講堂に祀(まつ)られてる弥勒菩薩様の教え
唯識」(ゆいしき)なのだと思います。  

心の持ち方で世界が変わる。    
 
 
玄奘三蔵院R5216947JPEG変換.jpg
 
 
この教えを現代も追求し勉強する場が薬師寺大講堂です。
「唯識」の教えを求めて17年かけて中国から印度へ渡り教えを持ち帰り
1335巻もの写経で世に広めたのが
玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)(西遊記の三蔵法師)なのです。
 
玄奘三蔵院R5216949JPEG変換.jpg

LIVEの日、私たちオーディエンスの為に
閉館中にも関わらず、夜間も
(滅多なことでは夜間の拝観 できません)
解放して下さる為に 
玄奘三蔵様の院を3時間かけてお掃除をし
関守竹を配して薬師寺さんは
迎え入れてくださりました。 
打ち水は天からの贈り物です。
 
 
蓮の花R5216939JPEG変換.jpg

あの日私たちは歌声でメッセージをつなぐ剛さんと、
背後の弥勒三尊、視界にこそ入りませんが
さらに背後に玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)法師を
一直線上に見ながら奈良の教えを感じていました。

真理に真面目も古くさいも時代遅れもありません。
1300年の時が経っても真理は変わりません。

伝え方のスタイルが違うだけです。
僧侶の「説法」であり、大学教授の「授
業」であり、

そして、堂本剛は「音楽」なのです。

心を揺さぶるのは心の在り方を歌に吹き込む剛さんを感じるからです。

蓮に水玉R5216941JPEG変換.jpg


「唯識教義」は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五つと
第六感(直感)までの意識、
末那識(まなしき)、阿頼耶識(あらやしき)と呼ばれる
二つの潜在意識があります。

その潜在意識こそ人間の行動を動かす種子があると「唯識」は考えてます。

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私が薬師寺LIVEで見た流れ行く雲,

自由に上空を飛ぶ鳥、西の消えてく落日、顔をなぜてゆく風の感触、

その中で聴いた剛さんの歌声が、私の潜在意識の種となってくれてます。

なによりも守り守られ、支え支えられている剛さんと

会場にいるオーディエンスの心が一つになり「共有」したことは

自分では気がつかないうちに、
 
これからの私の言葉や行動を創造するのだと思います。
 


「少年の行く先に不思議が沢山咲いていますように・・」

辛かったのは剛さんだけではありません、

私たちファンもどれほど不安を持ちながら剛さんの背中を追いかけ

剛さんだけが見てる先の未来、

私たちには見えない未来を必死で見ようとしていたからです。

「街」を聴いて泣いてしまうのは、

当時の苦しく心細く、不安だったことが瞬時に記憶が戻るからです。

だから「街」を聴くたび私たちは泣くのです。

 
 
今だから歌えると剛さんは云います。

今だから私たちは「街」を聴いて安心して泣けるのです。

今だからこそ奈良の美しい空を見上げることが出来るのです。
 

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お互いにです。 




そして伝えて下さい。

最高のもてなしをして下さった奈良薬師寺さんに感謝致します。

雅楽の世界を剛さんに託された東儀秀樹さんに感謝します。

諦めず音楽と共に再生した堂本剛さんに感謝します。

何よりも「堂本剛」を8年間大切にし支え守ってきた大勢のファンと

スタッフの方々にこそ

沢山のありがとうを贈りたいと思います。


何一つ欠けても奈良薬師寺LIVEの感動は実現しなかったと信じてます。




さぁ〜〜次の未来は私たちオーディエンスにもはっきり見えています。

共にあの地の空の下へ、今度こそオーディエンス全てを迎え入れてくれる

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剛さんと私たちだけの聖地で遇いましょう! 






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