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平安結祈本日封切り [平安神宮奉納]


平安結祈空b.jpg
友の国へも届け

初日に選んだのは都心から離れた住宅密着型のシアター
音響も座席のクオリテリィも申し分無く清潔でシンプル。
映画館が進化したとは聞いていたがここまでとは思わなかった。
しかも帰りがけには食材も食事も済ませる簡便さ。
日比谷で映画・・・なんて時代じゃないんだね。
都心の映画街のウィークデーがガラガラなのも頷ける。

一回目 大音響
460席に40人程の観客の中始まる。
前半10分は堤幸彦監督との対談。
生唾の飲み込む音まで拾う映像にド緊張なの自分。
真摯な言葉の数々はブレないし、伝わる。
祈りをステージでしたい
日本の真ん中で生まれ、この国を知りそこで感じたことを
東北も京都も何処にでも歌いに行く、伝えたい。
素直な自分を録ってくれてる堤監督がいたから自然自分を出せた。

そして本編

冒頭の神殿からステージに向かうシーンが秀逸でした。
この姿から発せられるのは「想いの強さ」
歩いているだけでなのに名シーンです。

ステージ登場は記憶のまま。
頭上を通り過ぎるライテングの白い渦。
メンバーのシルエット
幽玄に浮かびあがる神宮の朱の柱
そして演奏
ベースソロが半端のない重低音でボディブローのように自分に押し寄せる
スゴイぞシアター音響、ドラムでも和太鼓でもなくベースでこの威力。
で気がつく、このフェンダーベース見た事がない。
ヘッド、ネック、ボディも真っ黒にブラックパールのピックガードがはり付いている。
FJッBP.png

衣装はキモノガウン
kenkenは五弦ベースなんだね
三味線はキーボード
笙はふさはらさん
ギターの音色の違い
見えなかったステージ上が霧が晴れたように見えた。
そして堤監督の目線も【プレーヤー堂本剛】を押さえてる。
セッション10分がしっかり描ききれている。
2時間のLIVEが流れるようにつながり70分に編集されている。
これがアーティストのプロの作品なんだね。
同じ温度の仕事人が共鳴し創りあげると身震いする音楽を視覚で見せてくれる。
初回編は「音」で堪能した。
街中に住んでいて出来ないのは音楽を震えるほど大きくは聞けないこと
そのストレス、だからLIVEへ通うのです。

二回目 大接近
プレヤーのです。
ギター、キーボードの手のアップがスゴイ
BPMも苦労したと思うが見事に画面転調に繋がる。
生で弾いている感が伝わる。
それも目前で。
LIVE会場では双眼鏡で見ることになる為全体映像が無い。
指しか記憶が無い。
弾いている時の表情もメンバーの動きも回りも無い。
同じステージの上で見ているようなのだ。
あの日、縁を結いてで突然声が震え崩れ流れた
珍しい事実に最大級の疑問が残った
その瞬間も残酷にもカメラは回っていたんだね。
ブレない動じない伝えることはやり抜く
精神力が途切れ感情に流れた瞬間を映していた。

美しき国を襲う自然界の破壊力

二回目のこの時、自分にもその無念さが伝わった。

チケット運の悪い自分には最前列のオーディエンスに限りないジェラシーを感じる。
音は平等でも、ステージに近い観客との距離は準メンバーに匹敵する
それはメンバーの心の内側を少しは見ることのできる距離なのです。
スクリーンに映し出される大画面に引き延ばすにはあまりにも無情な一瞬でした。


三回目 大画面
三回目にしてようやくあの日のライティング、かがり火、サーチライトの美しさを見る。
そう、あの不安にさせた「白い闇」まできっちり描かれている。
サーチライトに光る霧雨
朱の柱に描かれるサイケデリックな色
青の光芒を持つぶっとい光の柱ページェント
カメラにぶつかる雨の水滴
行き場のないスモークの気だるい流れ
黒く濡れて光る床
会場を俯瞰で捉える映像の迫力
かがり火の揺らぎの中で歌う本人
その中には自分の記憶と一致するもは少ない。

遠景での映像が少ないのは堤監督と剛さんとの距離でしょう。
近くにいては感じない、オーディエンスの見ている風景とは違うのです。
Help meが始まる前イントロのながい間、上を見ているシーンが映し出される。
あの目線の先を知っているのは本人とカントクです。
大画面の中にあって光量の少ないこの映像は本来は表に出でないシーンを捉えてる。
あの目線の先が何を見て祈りを捧げていたのか、謎なのです。


この回にて初めてSHAMANIPPONのPVが流れる。

sahman1.jpg

あっと驚く「ギブソンSG」の登場とともに。
ギブソン.jpg

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