初ソロLIVE ROSSO E AZZURROから7年 [堂本剛]
「街」PV、早朝日比谷のロケ地。
白シャツとデニムはコンサートの派手な衣装との
白シャツとデニムはコンサートの派手な衣装との
対比が印象的なPVだつた。
7年後の日比谷の街は華やかに変身している。
7年後の日比谷の街は華やかに変身している。
2002年7月24日ソロデビューLIVE初日
(名古屋レインボーホール)
ROSSO E AZZURRO
奈良の枕詞「あおによし」の「あお」青色(実際には緑色の孔雀石の粉)、
「に」(丹)で紅ガラの赤い色が『白』い壁に映えとても美しい「よし」から来てると薬師寺さんで教えられた。
赤と青『ROSSO E AZZURRO』です。
ロッソのLIVE第一曲目は「さよなら・・・・アンジェリーナ」という衝撃的な歌詞で始まった。
記念すべきソロ第一歩の始まりに呟くような歌い出しで「サヨナラ」です。
ロッソのLIVE第一曲目は「さよなら・・・・アンジェリーナ」という衝撃的な歌詞で始まった。
記念すべきソロ第一歩の始まりに呟くような歌い出しで「サヨナラ」です。
「さよなら」があるから「初めまして」がある、それがソロデビュー当初から続いている。
しかもアルバム発売前のLIVE開催の為ほとんどの曲がLIVE会場で初見となる前代未聞のLIVEだった。
過去にグループコンサートのソロコーナーで披露した曲、歌番組内でその場限りの歌だった。
伝説化されている一般には馴染みの無い楽曲も多く
当然聞き慣れない楽曲には耳を澄まし聞き入り棒立ちになる。
会場内の観客は息をこらしてシ〜〜〜ンとする。
当時はほとんどのファンがペンライトをしっかり握り締めているから拍手もリアクションも乏しい。
剛さんの言葉を借りると
「ファンはポカァ〜ン」だった。
自分の感想は「客も緊張、アーティストも緊張」
お互いの出方、反応を探る試合直前のリング内のボクサーのような緊張。
にらみ合いのように感じた。
その後数々のプロジェクトから発信される剛さんのメッセージは揺るがず、
ブレないまま今日この日を迎えてます。
青い歌、赤い歌、そして今年の白いFUNKへと繋がっている。
青い歌、赤い歌、そして今年の白いFUNKへと繋がっている。
脱皮しない蛇は死ぬ
この言葉を思い出すんだよね。
成長する心と体には、今の殻が必要なのか捨てるべきなのかその判断は「脱皮」して
みないと結果が出ない。
しかも、一度出来上がったロジックを切り替えられない、捨てられない。
脱皮が成功か失敗なのか、リスクはつきものです。
青春の蹉跌は誰にだってあるのに、失敗を許されない環境が締め付ける。
「街」の繊細な青年の、漂うような将来への不安な青の楽曲
「溺愛ロジック」の疾走を無理やり強いるような赤の楽曲
この二つをベースラインに今の「白いFUNK」を形成していることは間違いは無いと思う。
常に真実を追いかけ、作品にするということは発信する思想の軸がブレないことを7年後に証明している思う本日でした。
それにしてもあの夏暑かっしファンも情熱でオーバーヒート気味のROSSOでしたが,アルバム収録曲はAZZURRO,青くて苦(にが)いです。
この中には苦しい頃の気持ちが吐露された曲が詰まってます。
蒼の時代そのもで、情熱はまだまだ表面化されてないし本人のコメントも納得していないことが語られている。
「昔の曲も多く中途半端になっている」
少年期の蹉跌を初のソロアルバムに詰め込んだことの反省がセカンドアルバムをファーストラインと呼び、[si:]へ駆り立てたことになるのかもしれない。
ROSSO E AZZURRO 2002年8月7日発売
収録曲
1. さよならアンジェリーナ
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:Kohei Dojima×GO-GO KING RECORDERS)
2. Purity
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:知野芳彦)
3. GIRASOLE
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:林部直樹)
4. 歩き出した夏
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:鶴田海生)
MUSIC STATIONで発表。
5. We never know
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:知野芳彦)
6. 街
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:新川博)
ソロデビューシングル。
7. 花
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:鶴田海生)
今作の中で比較的作成時期が古い曲
8. Panic Disorder
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:知野芳彦)
9. 溺愛ロジック (New Mix)
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:白井良明)
ソロデビューシングル収録曲。アルバムではNew Mixとして、シングルとは別バージョンで収録。
10. Luna
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:Kohei Dojima×GO-GO KING RECORDERS ホルンアレンジ:北原雅彦)
11. あなた
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:林部直樹)
12. 心の恋人
(作詞・作曲:堂本剛 編曲:石塚知生)
13. Hey! みんな元気かい? (BONUS TRACK)
(作詞・作曲:YO-KING 編曲:林部直樹)
初回盤にのみ収録。
「赤い血・青い涙」と自分は理解する痩身のアルバムです。
ROSSO E AZZURRO
薬師寺LIVEから帰京し、封印を解いてアルバムを聴いた。
やはり無理だった。
アルバムの中の「街」はあの時のまま止まっていた。
声はあの時のままなんだ。
ファンでさえ苦しいのだから当事者の本人、家族の心中を思うと言葉が無い。
満身創痍の悲痛な叫びとしか受け取れないのです。
このアルバムを本人が認めず次作の[si:]〜FIRST LINE〜 と名付けたのを今更ながら理解ができた。
音楽の中から心境の進化を見えたし、薬師寺LIVEで聴いた「街」とはまったく別なのでした。
ロッソLIVE初日からオーディエンスと共に進化し成長をし続けるのは7年の歳月が必要だった。
「痛み」を知るには7年を共有した者にしか理解出来ない特権だと感じた。
今、このアルバムを再録音したとしたら全く違う
「ROSSO E AZZURRO」が聴ける気がしたし、アーティストとしても吹っ切れる。
名作「ジョンの魂」を何故か思い出した。
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