剛と筆と墨 [平城宮跡LIVE]
「正直しんどい」番組タイトルの題字は世間一般に知られているが
その実は雑誌の連載コラム、本人の写真集にも使用され
ファンにとっては「字」を見ただけで「堂本剛」と認識されるまでになった。
うまい下手は別物なのだ。
愛嬌があって楽しい「字」なのだ。
もうひとり、気になる若い書道家がいる。
環境により3歳から師である母親から
書の道を叩き込まれた天才である。
本人のHP「短い日記」のひとことが素晴らしい
伝えたいことや思想は堂本剛とまったく同じなのだが
ボキャブラリーの差は歴然で
言葉の霊までも言い切る、潔く,つまり簡潔にである
論語、漢文を通して培った膨大な「言葉」が研ぎ澄まされ
短いインパクトのある文書で表現されてる。
きっと堂本剛が願い思う心はこのことなのだと
この方の「短い日記」の言葉で妙に附合し納得する
武田双雲氏だ。
制約と影響度の波乱を考えると、もどかしく、
遠回りな言葉になる堂本剛なのだが、
それを承知して出てくる言葉は限り無くまったりと
柔らかく、新しいしい表現の言葉を生み出す
LIVE内でのステージパフォーマンスに具現化すれば
素晴らしいと思う。
魂の言葉はカタチになって作品になればオーディエンスにパワーを与える。
PARIS公演を見据えて完成度を高めれば面白い「表現」になり「アート」になる。
フランス人は日本の書道が大好きなのだ。
武田氏の自由に発言を許される環境と立場が羨ましい
アーティストとして海外でも評価の高い彼は「感動」を広めるために
すでにB’z、一青窈さんとのコラボはしてらしゃる方です。
音楽家は言霊を声と楽器で表現し
書道家は「言霊を筆と墨で表現する」アーティストである。
武田双雲氏のホームページよりhttp://www.fudemojiya.com/futaba-mori/souun.htm
「短い日記」どれもが珠玉の言霊です
7月6日
自分の気持ちに嘘をつき続けると、
結局、人にも嘘をつくことになる。
6月12日
創作の先に
人への貢献がなければ
ただの自己満足だ。
6月5
世に溢れる無限の恵みに
気づいていないことに気づくこと。
6月日2日・・・
今に深く喜びを感じることで、
自分の過去がすべて肯定されることがある。
5月27日
いつから日本人はこんなにも
責め合い、疑い合うようになったんだろう。
5月5日
前向きな人は強い。
哀しみや苦しみを受け入れた人はもっと強い。
4月26日
「伝えたい」という情熱も大事だが、
どうやったら「ちゃんと伝わるか」を
試行錯誤する方が圧倒的に効果的だ。
4月16日
本当の優しさを手に入れるためには、
やはり「強さ」を手に入れるしかないだろう。
3月23日
100年間考えるよりも
1秒だけでも前進する方が
効果的だと思う。
1月29日
嫌われることが怖くて
自分らしさを見失っていたのかもしれない。
12月3日
傷つけてくる人を責める時間があれば
傷つかないように自分を進化させた方が
圧倒的に効率的だと思う。
そう・う~~ん・・ウンチクだ選べない・・・