BARFOUT9月号 目で見る音楽 [堂本剛]
フランス的ジャポニズム
セルジュ・ルタンスの作品より
BARFOUT9月号
SHAMANIPPONシリーズVol.16最終章
珊瑚・漆黒・黄金の色彩に彩られたビジュアル
デフォルメされた仕草
博多帯、タッセル、裃のごとく肩の張り出たジャケットを身にまとい
倭国へのオマージュを、操られるがごとく踊っていた。
このビジュアル、スーパー完璧主義のあるクリエーターを思い出した。
セルジュ・ルタンス
フランス人の彼がインスピレーションする美意識
日本に造詣が深く東洋の文化と欧州の美意識を一流の彼の流儀で表現
ヨーロッパでのほうが評価が高い、有名な方です。
切れ長の伏し目
白磁の皮膚
朱の紅、漆黒の髪
日本の女性美をグローバルにした
メイクアップアーティストであり
コンセプト、写真撮影、アクセサリーから背景のオブジェまで全て自ら制作
いっさいの手抜きをしないクリエイター です。
自分にはルタンス風に見えるだけで撮影に関してはまったく無関係だとしても
今回のクリエィションは海外を視野に入れているのかな・・・と思わせた。
まったくの独断と偏見です。
コーディネートよりアートデレクション
スタイリストよりアーティスト
モード写真よりアート写真
ミュージシャンというより素材モデル
海外にはプロフェショナルな仕事人がいる。
ルタンスの場合はプロというより天才クリエイター
この人を見てると「天は二物」以上のものを与えてると思ってしまう。
BARFOUTがA3サイズ、良質な紙面にこだわり
質の高いアートの提供を場を継続することは
この国の才能を育(はぐくみ)
芸術家の指針になる
時代を切り抜く「記録」ではない
思想のグラビア写真を望みます。
耳で音楽を聴き、視覚で美しいグラビアの世界で遊べる
感動と出会えるBookになっています。
至福の時間が持てる世界です。
ルタンスのお仕事
NIPPONのインスピレーション
中国のインスピレーション
完璧!
イラストでは無い
グラビア写真リアルなモデルを
徹底的に作品にする気の遠くなる作業は
モデルにとっては拷問に近い
代償は作品として後世に残ること。
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