Love Fighter 大切な一日

 

大切な一日

９月３０日

酸っぱい匂いのコンクリートにキスしそうな
眠れぬ自分に夜が明けた
ペーパーバックレディと化した自分へご褒美は
「黒」にしか見えない「深緑色の被り物」
心底欲しかった「黒」の円盤はチャッカリ頭上に
ティアラのごとく鎮座し
同じ夜には
東京ミッドタウンの夜景がバッグの贅沢な
エンターティナメントを堪能していた。
結局
ラリー・グラハムを探りに行ってしまった。
彼の置かれてるFUNKは・・・都会的で、品よく、洗練されていた。
ジョージやスライの世界とは余りに違い
大人の（成功した層）の為のショーなんだね。
こんな楽しみを繰り広げていたんだね、この国でも。
ベースのリードでメロディが流れるのを
不思議な気持ちで眺めている自分がいました。

主役を張る、
エレガントな Moon
指の長さに、パワフルさに圧倒された１時間３０分でした。
エフェクターに悪さを仕掛ける
オーディエンスとジャンプを楽しむ
CHERI とおんなじことしてる。
怒られるね、
おんなじことCHERIが私たちに教えてくれてたんだ。
食事とアルコールでいい感じのオーディエンスは王侯貴族だね。
カジュアル席と言う名の天井桟敷は
憧れと羨望と貧乏を思い知らされる。
神に近づきたければガンバレよ
それを教えてくれる。
たかだか数百名で六本木の睡蓮のロケーションと
世界最高の音楽が
独り占めできるんだ。
地と天と同じ日に感じた怒濤の一日が
正直しんどいの「終」とともに消えていった。
NIPPONという階級の無い国は
ホームレスから貴婦人にもにもなれる
自由な国なのです。
それを教えてくれた
大切な１日でした。