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ボブ・ディラン!ジョン、拓郎そして・・・・ [音楽]

BSハイビジョンで再々再放送で3日回目のドキュメンタリー映画「ノー・ディレクション・ホーム」のボブ・ディランを又見てしまった

彼のたどった人生は何気に244ENDLI-xと重なり興味深い
19歳で故郷ミネソタを出てNYのグリニッチビレッジで多数のパフォーマーと交流
彼にとっての憧れ「神」ウッディー・ガスリーの影響で反体制志向の
「フォーク、プロテクトソング、トピカルソング」をアコギの弾き語りと、ハーモニカで注目される
「フォークのプリンス」・・・当時の彼のビジュアルは伏目がちの長いまつ毛
ぷっくりしたほッペで「貴公子」に相応しい母性本能をかきたてる危うさが「売り」だった
ボブの天性のひたむきさで「自分の音楽模索」するが
19歳~20歳はやはりウッディーガスリーのモノマネでしかない
憧れのウッディとは精神病院で廃人になってた彼との初対面を果たす
自分の歌を聞いて欲しくて片田舎から目差してきたのが・・・
その衝撃で振り出しに戻る
回りの大人から注目されるに従い大手のレコード会社コロンビアからのメジャーデビュー
「歌い方は変えない自分で無くなるから」カバー曲「朝日の当たる家」のコメントが興味深い
友人のアレンジを採用するも、後にアニマルズがカバーしてヒット
この経験から他人の楽曲を歌うことの空しさを痛感し2度と他人の歌は歌わないと決めた
作詞作曲を自身でするようになって初めて真実を綴る名作が生まれる
やりたいことをする、強制はされないアルバムジャケットに当時の彼女とのスナップ写真を起用した
リアルであり、ウソのの無い日常の自分を投影している大好きはジャケ写だ

The Freewheelin' Bob Dylan

The Freewheelin' Bob Dylan

  • アーティスト: Bob Dylan
  • 出版社/メーカー: Sony Mid-Price
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

写真の元カノのスージーのインタビューも興味深いジャケト.jpg

もっとも近くにいてボブの行動を見てきただけに真実の重みが違う
「彼は勘がいいの、自分にとって重要な人を見抜ける才能があるのよ」
同じく元カノのジョーン・バエズ当時は彼女の方が先に認知され人気があり
反骨精神の女神として時代の代弁者としてのフォークの世界ではカリスマ性があった

そのジョーン・バエズが「彼には母性本能をおこさせる魅力があるの、手を差し伸べたくなる何かがね」
今回再放送を見て彼の扱われ方にびっくりした。
ただの生意気・・・かっこつけと思っていたが、アコギを捨てエレキギターでROCKへ傾斜した頃のブーイングの凄まじさだ。

ユダ(裏切り者)いわれ無き罵声を浴びせられてた頃のアルバム

ニューポート・フォーク・フェスティバル

ニューポート・フォーク・フェスティバル

  • 出版社/メーカー: ビデオアーツ・ミュージック
  • メディア: DVD

The Bootleg Series, Vol. 4: Bob Dylan Live, 1966: The

The Bootleg Series, Vol. 4: Bob Dylan Live, 1966: The

  • アーティスト: Bob Dylan
  • 出版社/メーカー: Columbia/Legacy
  • 発売日: 1998/10/15
  • メディア: CD


スーツの大人のインタビューの無礼さだ。
ジョンの「ベット・イン」の不躾なインタビューアと同じ空気を見た。
ボブの曲すら聞き込んでないインタビューの失礼さ。
写真用のポーズにサングラスを「噛んで!」
したくも無いポーズを強要する「君が噛めば」とサングラスを指だす当人
「君は何をしたいの、メッセージは?」「メッセージは」「メッセージを」・・・しつこい
「君は僕に何をさせたいの?」と切り返す
今でこそ「ノーベル文学賞候補」にまで時代が認めている詩人の若き姿
ブーイングに傷つき、暗殺に怯える若い「音楽好き」のボブ・ディランを見た。
彼の1978来日公演を武道館で見たがそのときの私は何にも解かっちゃいない
歌詞の中に塗り込められた「思ったことしか歌わない」
それがどんなに困難で傷つくことなのかをシラナカッタ。
漠然と「時代を変えたいんだ」「転がる石、路傍の石でしかないんだ」
歌詞の中にその程度の理解力しかなく、
ダミ声に字余りの歌がかっこよく見えて、ハーモニカと帽子がトレードマークの
珍しくシャイで知的なアメリカ人
そして!可愛い!!
そんなところだっんだね。帽子とハーモニカ.jpg

ジョン・レノンとのNYでの出会い
lennon-pic01.jpg
ボブと同じプレスリーへの憧れからのスタートしたジョン
ボブ・ディランに会い親交を深め、尊敬しどんどん似ていった
「真実しか歌わない」ジョン・レノンのスタイルが生まれる

拓4.jpg
和製ボブ・ディランと呼ばれ「日本のフォークの貴公子」としてデビューした吉田拓郎
(彼も似た体験を持つ、学生運動のリーダーに見込まれ・・・反体制分子に愛された)
吉田拓郎を音楽に導いたのはボブ・ディランの「風に吹かれて」
完全にボブしてるこの頃の新譜ジャーナル表紙

私がジョンも拓郎も好きになったのも、ボブ・ディランを好きになったのも最近なのだ。
ほんの10年前からね。

そしてあの当時ドキドキしてあこがれていたパフォーマーは今はほとんどいない
(キース・リチャーズは別格です。私にとっての生涯のアイドルであり、成りたいと思う大人デス)
消えたかなくなられたか・・・・・・

でもミッチ・ミラーさん生きていたんだね、コロンビアのお偉いさんで登場しボブを当時は評価してなかったレコードが売れなかった責任をプロデューサーだとコメントしてた。

似てる!拓郎もおんなじ!拓郎の「人間なんて」を聞いて藤山一郎氏が認める訳がない
NHKのオーディションに受かる訳がない
そのNHKで特別番組が組まれ、つま恋が再公演される、人生なんてラララーーラ(皮肉)なんだな。
ただし拓郎さんが大事に持って上京したレコードは「沢田研二」でした。

ミネソタからNYへ
リバプールからロンドンへ
広島から東京へ

奈良から東京へ

故郷でそれなり褒められ人気が出て首都を目差す
10代で回りの大人の思惑で用意したひかれた線路の上のトロッコに乗り
スピードを増す
が、まだ本線の列車には乗ってない

21歳から自己を見つめ本当の自分のパフォーマンスを探しだす
「初心忘するべからず」はこの21歳からの夢と現実、苦悩と模索との時代に
見出した方向を「初心」とする
ココで見つけた方向がその後の「表現者」パフォーマーを決定する・・・
と能の観世流の世阿弥著「風姿花伝」の書にもある
(ちなみに10代は若さがひとを引きつけ17歳の声変期にあれこれ変えてみても芸にへこたれ地獄時期になる21歳で花の或る芸になり、32歳からが老成を目差した芸の道の修行だと。死の直前に後悔しないため修行に励めと嫡子に残している)

まさに偶像、プリンスと呼ばれた時代を駆け抜けた
ボブ、ジョン、拓郎
繋がる、すでに吉田拓郎故ジョン・レノン夫人とは244ENDLI-xは縁がある
そして1994年の伝説のROCKフェスティバル The Great Music Experience「あおによし」は
世界遺産「東大寺大仏殿」前で開催された。
1994年5月20,21,22日 東大寺大仏殿(奈良)
・ A Hard Rain's A-Gonna Fall
・ I Shall Be Released
・ Ring Them Bells
・ I Shall Be Released
奈良で東西の音楽がフュージョンするそんな夢みたいな野外フェスティバルがあったんだ
しかもENDLI組バックメンバーのスティーブエトウ氏も弟のレナード衛藤氏も参加してる
繋がるんだねここでもね
何かしら奈良は不思議なパワーを持っている

1978年2月21日あの・・・・・日本武道館で見た静寂の中に響く歌声は
今なら数百倍に私の心に響くだろう。
1978年、244ENDLI-xの生まれる前の年
あれから30年が過ぎた。


ドキュメンタリー映画「ノー・ディレクション・ホーム」はDVD化(ザ・ブートレッグ・シリーズ第7集)』として発売もされてる。
又再々再々放送見るもみるだろうな。
予告編へGo
http://www.barks.jp/watch/?id=1000009554

ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム

ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • メディア: DVD

244ENDL-xのFM-大阪「ブートレッグラジオ」タイトルが一緒!

Bootleg Series Vol.6 Bob Dylan Live 1964 -Concert At Philharmonic Hall

Bootleg Series Vol.6 Bob Dylan Live 1964 -Concert At Philharmonic Hall

  • アーティスト: ボブ・ディラン
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2004/03/24
  • メディア: CD

ブートレッグ・シリーズ1~3集

ブートレッグ・シリーズ1~3集

  • アーティスト: ボブ・ディラン
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2006/10/18
  • メディア: CD

時代は変る

時代は変る

  • アーティスト: ボブ・ディラン
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2006/12/20
  • メディア: CD

武道館

武道館

  • アーティスト: ボブ・ディラン
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1993/09/22
  • メディア: CD


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