平城京フォーラム [平城宮跡LIVE]
平城京フォーラム/TOKYO
主催:平城遷都1300年記念事業協会
~平城京―南都仏教のメッセージ~
(音楽・LIVEその他244ENDL-xに関連する内容の抜粋報告・補足青色文字)
冒頭荒井正吾奈良県知事のあいさつより抜粋
「平城京跡地に2010年完成する大極殿の大極とは北斗七星の北極星のこと、その北極星を地上へおろし国を守る意味こめられている」 北極星は動かない星、星座の中心であることで帝にたとえらた。天皇のまつりごととが行なわれる宮殿を大極殿(だいこくでん)、北極星の光芒は紫色とされ、紫色を最高の神聖な色としていることから、紫宸殿(ししんでん)とも呼ばれる。そして2010年のLIVE会場はこの場所を目差してます。
北斗七☆Polaris・・・北極星
第一部 「聖武天皇が伝えたもの」
パネリスト:森本公誠東大寺長老
:谷村新司氏(音楽家)
コーディネーター:千田稔氏(奈良県立図書情報館館長)
森本長老より
「天平のはじめ民衆は大飢饉、地震、天然痘で苦しめられていた。疲れ果てた民衆を救う為聖武天皇の命により東大寺大仏殿が建立された。752年4月9日開眼(4月9日は大仏の日に制定)
谷村新司氏より
「東大寺LIVEの開催の時、何故大仏さんの前に広場があるのか不思議だった。東大寺、大仏共に戦火で焼失したが唯一建立当時のまま残る八角灯篭を見て理解した。八面のうち4面は音声菩薩(おんじょうぼさつ)の透かし彫りが楽器を持っていた歌を唄う姿が彫られているのを見た時、大仏さんの前で大勢の人々の歌い、ざわめきの声幸せな姿を見せる為の空間だと思った。音楽は人びとの苦しみから救うものだ」
第二部「玄奘三蔵が伝えたもの」
パネリスト:安田暎胤師(薬師寺管主)
滝田 栄氏(俳優)
安田 千田 稔氏(奈良県立図書情報館館長)
安田暎胤師より
「玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)は鎖国で国外に出られない中で国禁をおかしてまで人々の救済を求め【唯識】(ゆいしき)心の持ち方で世界が変わると言う考え方を苦難の末インドで極めた。
苦難の16年を歩き続け帰国後般若心経を訳したり、経典を1335巻もの写経をした偉大な僧です。西遊記のお話が有名ですが史実です」
滝田 栄氏より
「20歳のころ病に倒れた母親の願いで成田山に母を背負いお参りをした。心臓の悪い母は成田山に願をかけ命がけで自分を産み無事子供が成人になった礼を言いたかった。母のか細い声の般若心経はいまでもよく覚えいてる。現在薬師寺で、玄奘三蔵法師の苦難の人生を雅楽と共に心を求めて旅をする戯楽を演じている自分がいる。
50歳を過ぎ2年間インドで学びその時インドの行者から、仏教はインド・中国のシルクロードを経て奈良にたどり着く。その最終地点の日本から精神性の高い動きが発信されようとしていると教えられた」
平城遷都1300年記念事業のシンボルマークです。
文明を伝える手仏様が手をかざす姿に重ね、
世界の多くの人々を招き入れる
温かい掌(たなごころ)を表現してます。
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